排水中のBOD測定の目的としくみ

水質分析におけるBOD測定

工場・事業所が排出水を公共用水域に排水する場合、「水質汚濁防止法」や「下水道法」により、排出水の汚染状態を測定し、その結果を記録、保存しなければならないと定められています。
BOD(生物化学的酸素要求量)はその汚染状態を測定する一つで、水中に含まれる有機物が微生物によって分解されるときに消費される、溶存酸素量を指します。有機物が多いほど微生物の活動が活発になり、溶存酸素の消費量も多くなります。一般に、BOD値が大きい場合は、微生物が酸素をたくさん消費して有機物を分解している状態、すなわち、有機物による水質汚濁の程度が大きいことになります。
有機物による水質汚濁が問題となるのは、水中の有機物そのものの量よりも、微生物が増殖して有機物を分解する生命活動により水中の酸素濃度が低下する影響が大きいためです。
そこで、一時点での測定値ではなく、同じ排出水を5日間培養し、5日間にどれだけ酸素が消費されたかを分析する、「BOD値」の記録が求められます。

水質分析におすすめの製品

BOD測定システム「BODマスター」

BOD測定システム B-100BTi

型式:B-100BTi
■ワイヤレスプローブ採用。
■STARTスイッチを押すだけで測定開始。
■最大4台までプローブ増設が可能です。
■測定値は自動記録、BODも自動演算。
■酸素利用速度機能付。

BOD測定用DOメーター 型式:B-100TA

BOD測定用DOメーター B-100TA

■ワイヤレスプローブ採用。
■設置場所を選ばない、コンパクトなタッチパネル式。
■最大3台までプローブ増設が可能です。

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