測定用語辞典

酸素濃度(O2)測定に関する用語説明

酸素濃度計の校正方法

 酸素センサーの特性は時間の経過とともに変化するため、値の確かさを一定に保つために、校正を行う必要があります。校正を行わないと、酸素濃度計そのものの信頼性を損なってしまうため、定期的な校正が必要となります。

 酸素センサーの特性が時間の経過とともに変化するのに伴い、センサー出力も変化してしまうため、定期的に基準値とのズレを補正する必要があります。計測器に対してこの補正を行う操作を校正(調整)と呼びます。通常、酸素濃度の低い「ゼロガス」と酸素濃度の高い「スパンガス」の2種類のガスを用いることが多く、この2種類のガスを使った校正を2点校正といい、2点校正では、スパンガスに対する出力とゼロガスに対する出力を測定し、これらの2点から検量線が作成されます。

 また、スパンガスのみを用いた1点校正も可能です。その場合、前回測定したゼロガスに対する出力を使用して、検量線が作成されます。

 また弊社では、トレーサビリティ体系図に基づき国家標準に定期的にトレースされている標準ガスや基準器などを用い、値の確かさや計測器の仕様・性能を満たしていることを証明するための校正試験を行っており、校正証明書などの書類を発行しています。弊社で行っている校正試験に関しては、下記リンクよりサンプルにて掲載しています。

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