B100BTi/BT / B-100TA

保守・メンテナンスについて

電池フタ開閉時の締め込みがきつくなってしまいました。

Oリング周りにホコリが付いていませんか?グリス切れはありませんか?
Oリング周りを掃除し、グリスをOリングに少量塗ってください。

攪拌翼が回らない、もしくは回りが悪い。

考えられる要因について下記をご確認いただき、それぞれ処置を行ってください。

(1)DOプローブからシャフトを取り外すと、シャフトにゼロ水の結晶が付着している。
水に浸けて付着した結晶を溶かし、水を拭き取ってからDOプローブにシャフトをはめ直してください。

(2)DOプローブからシャフトを取り外すと、シャフトの磁石が錆びている。
新品のシャフトを購入していただき、DOプローブのシャフト取付穴の錆を綿棒等で掃除してからシャフトをはめてください。

(3)DOプローブからシャフトを取り外すと、シャフトが曲がっている。
新品のシャフトを購入していただき、シャフトを交換してください。

DOプローブ3本仕様で、DOプローブのシャフト3本ともぶれます。(旧製品のプローブと比較して)

シャフトがDOプローブの奥までしっかり入っていないとぶれる可能性があります。シャフトを指で持ち、まっすぐ奥に押し込んでみてください。奥にしっかり入ればこれがぶれの原因となります。
シャフトのぶれの程度にもよりますが、基本的に測定時にDO値が安定していて(不安定にならず)、校正も正常にできれば問題ありません。シャフトのぶれでDO値が不安定になったり、「ワグニット不安定」などのエラーメッセージが出るようであれば、弊社までお問い合わせください。

マウスのクリックがききません。

お客様がお持ちの他のパソコンで使用しているマウスがあれば、一度他のマウスに交換して正常に動作するかお試しください。他のマウスで正常に動作した場合は、製品付属のマウスの不具合が考えられますので、新しいマウスと交換してください。(購入後1年以内の場合は保証期間のため、弊社までご連絡ください。)

メンテナンスのマークが表示されたので膜液交換しましたが、メッセージが消えません。

【B-100BTの場合】
画面の「リセット」をクリックするとメッセージが消えます。
なお、B-100BTの最新バージョンのプログラムでは、メンテナンスのメッセージは表示されない仕様になっています。
最新版のプログラムへのアップデートの詳細は、B-100BTi/BTアップデート または B-100TAアップデート のページをご確認ください。

【B-100BTiの場合】
「メンテナンス時期です。」のメッセージについては、表示設定機能がついており、詳細設定できる仕様になっています。

DOプローブの保管は、取扱説明書に「水道水で保管」とありますが、純水よりも水道水の方がよいですか?

水道水には消毒のために塩素が含まれています。保管の際に水道水を使うことで、隔膜表面に微生物の繁殖を抑えることができる場合があるため、水道水での保管をお勧めしています。

取扱説明書に「長期の保管の時は空気保管」とありますが、使用再開するときに空気保管からすぐに測定してもよいですか?

電解液が蒸発していなければ、通常通り校正をして使用できます。
程度によりますが、3日~1週間くらいの保管であれば電解液の蒸発はそれほど無いと考えます。1ヶ月以上の保管になると、膜液の交換をしてからご使用いただくことをお勧めします。

毎日の保管は水中での保管、膜液交換後は空気中での保管、を推奨するのはなぜですか?

膜液交換後は、酸素の多い空気中の保管をお勧めしています。水中だと酸素が少なく、電気化学反応が弱いためなじませるのに時間がかかるためです。膜液交換後は、一晩は空気中で安定させてください。

前の機種のワグニット(GU-Y、GU-Z)の電解液が残っているのですが、使い回しができますか?

使い回しはできません。
GU-Y、GU-Zはポーラロ式で、WA-BSはガルバニ式であり、性質や性能が異なるためです。
新機種になるごとに新成分が異なるため電解液は共通ではありません。

隔膜交換後12時間程度安定させる、とあるが、どうしても測定中に隔膜交換の必要性が起きた場合はどうしたら良いですか?

測定中に隔膜交換の必要が出てきた場合でも、交換後12時間安定させる必要があります。
そのため、エラーメッセージが出なくても、一定のサイクル(1ヶ月に1回など)を決めて隔膜を交換していただくことを推奨しています。
どうしても12時間の安定時間が取れない場合は、膜液交換後、測定の都度、校正をしてもらうか、1時間ごとに校正を行いながら測定してもらうという方法はありますが、あまりおすすめできません。

ワグニット(WA-BS2)の先端に水アカがついて取れません。除去方法は?

ティッシュで軽くふいても取れない場合は電極内部の可能性があるため、膜液交換をしてください。

ワグニットがまだ新しいのにインナーセルの側面に茶色い錆びのようなものがあります。このまま使えますか?

そのまま使用して大丈夫です。電極反応を安定させるために出荷前にエージングさせて電極反応をさせるために変色しています。

購入後約1年で、膜液交換後1週間くらいすると電極内部に白い結晶が現れて来ますが精度に影響ありませんか?

校正が正常にできて、エラーが出ていなければ精度に影響ありません。白い結晶は電極反応による酸化物です。使用していると経時的に現れてきます。

DOプローブをスタンド台に乗せようとしますが安定が悪くスタンド台に上手くセットできません。

空のフラン瓶をスタンド台の下に置き、DOプローブをスタンド台を介してフラン瓶に差し込んだ状態で保管すると安定感がよくなります。
2012年2月より、「スタンド台」から「フラン瓶固定台」に変更しています。「フラン瓶固定台」をお持ちでないお客様には、ご要望があれば無償にてご提供いたしますので、弊社までお問い合わせください。

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