B-506

測定について

有機溶媒の測定は絶対値ではなく「飽和率での測定」とありますが、その理由と測定方法を教えてください。

有機溶媒の場合は、絶対値(mg/L)での測定はできません。
理由:水の場合は飽和溶存酸素量が分かっており、飽和表の数値がDO計にプログラミングされていますので、そのときの水温の飽和溶存酸素の値でスパン校正をして測定できます。(例:20℃の場合8.84mg/L)
しかし有機溶媒の場合は、飽和溶存酸素の値が分かっていませんので、水のように基準となる飽和値(mg/L)でスパン校正を取ることができないため、絶対値(mg/L)での測定ができません。そのため有機溶媒の場合、飽和率(%)での測定となります。

方法:水の飽和水を作製し(500mLの水で10~20分エアレーション)、その飽和水をB-506の飽和率モードで測定し、その時の値を飽和率100%として校正を取ります。
次に測定したい溶媒を同じ飽和率モードで測定し、先ほどの飽和率100%に対する比(飽和率:%)で読み取ります。
あくまでも、水で校正をとっているため参考値となります。

参考:有機溶媒の飽和水作製について
有機溶媒の飽和水の作製方法は決められたものがありません。各溶媒についてどのくらいエアレーションすれば飽和状態になるか不明で、また、その確認方法がないためです。
仮に測定する有機溶媒の飽和溶液を作製することができたのなら、その飽和溶液で校正を取り、それとの比較で飽和率(%)で測定することができます。

固体を液体にした溶媒のDO測定は可能ですか?また、液体にすることでDO値に何らかの影響が出ますか?

温度を変化させずに固体を溶媒で溶かす場合は特に問題ありません。しかし、発熱を伴う反応の場合は、溶液の温度上昇によって酸素の飽和値が下がります。これにより液化した固体中の酸素がガスとして放出し低めに指示される可能性があります。

プリンターに自動で定期的に印字されるように設定できますか?

プリンターへの印字は、その都度「プリント」キーを押していただく必要があります。B-506にはインターバル機能がないため、手動で印字するタイミングを測る必要があります。
直接、プリンターに印字できませんが、オプションの通信ソフト(型式:B-PG)を使うことでパソコンに一定間隔でデータを記録することができます。

DO測定範囲の0mg/Lと20mg/Lを超えると表示はそれぞれどうなりますか?

-0.4mg/L以下となった場合、表示が-0.4mg/Lで点滅表示します。
上の境界値である20.0mg/Lを超えると、20.0mg/Lで点滅表示します。

0の境界値付近に関しては、ゼロ校正の際に分かりやすくするため、0を下回ってもマイナス表示をするようになっています。

パソコン通信で監視できるようにしたいのですが、何秒ごとの数値が記録可能ですか?また、1ヶ月くらい連続測定をした場合、データ容量はどれくらいですか?

間隔は、1秒~999秒で設定が可能です。
データ容量は、数KB~1MB/日程度になります。通常のパソコンであれば数十GB~数百GBはあると思いますので、1ヶ月程度の連続測定であれば問題ありません。

パックマスター(RO-103)のDO測定機能を使って、ワグニット(WA-BRP)を付けて有機溶媒の測定が可能ですか?その場合、B-506と同じ数値が出ますか?

パックマスター(RO-103)で、B-506と同様の測定は可能です。
測定槽が必要な場合は、ワグニット(WA-BRP)用に、有機溶媒用DO測定装置(MA-300G)が必要になります。

ワグニット(WA-BRP)は、酸性ガスに対応可能ですか?

酸性ガスの例として、CO2の測定などを行うと、一時的に、出力が不安定になったり、元の値まで戻らないなどの症状が発生する可能性があります。ただし、酸性ガスの種類や濃度によって影響は変わります。

5気圧の加圧状態の中でDO測定はできますか?

5気圧だと難しいです。測定は、上限0.2気圧(水深2m)をめやすと考えてください。

従来モデルB-505と、現行モデルB-506の2台を持っており、プローブ(投げ込み型)を入れ替えたら水温の表示がずれてしまいました。

プローブを変えると、温度センサーのロットの違いにより、温度のずれが生じます。温度を合わせるには、本体一式を弊社に送っていただき、温度調整(有償)が必要になります。

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