酸素濃度計・溶存酸素計のことなら
0120-67-2827
受付時間 9:00~17:20(土曜・日曜以外)
〒443-0011 愛知県蒲郡市豊岡町石田1-1
【製造終了】pH/ORPメーター IP-130(校正について)
電極保管時、内部液以外の水道水等を入れて保管している場合は、保護キャップに電極内部液(KCl)を入れて保管するようにしてください。 電極の先端部分を内部液にしばらく浸けて、校正を実施してください。
短期間の保管時は純水でもよいですが、純水で長時間保管すると、電極先端のスリーブ部分に純水が入り込み電気伝導度が下がるため、校正ができなかったり、一時的に測定値がおかしくなる場合があります。
pH10の校正液での校正はできません。IP-130ではpH4、pH7、pH9の3種類のみの校正となります。
それぞれ起電力の範囲が決まっており、それに近い起電力のところで校正されるためです。(pH10で校正するとpH9で校正されたり、エラーが出ることがあります。)
pH7の標準液が古くなっており、標準液のpH濃度が変化してしまってことが原因です。新しい標準液を購入していただき、再度校正を行ってください。
標準液の保管については、冷蔵庫の中で保管してください。車中等、温度変化の激しい場所で保管してしまいますと、濃度が変化してしまいます。また、一度使用した液は使いまわさず捨ててください。
<標準液側に問題がある場合>
校正液の劣化、作成間違い → 校正液を作り直してください。
<電極に問題がある場合>
①電極が汚れている → 電極の洗浄を行ってください。
・洗浄するときは電極保護カバーから出して洗浄してください。
・有機物(油分など)による汚れの場合、アルコールなどの有機溶媒、または中性洗剤などを含ませたガーゼ、脱脂綿あるいはティッシュペーパーなどで軽く拭き、純水で洗浄してください。
・無機物(水垢など)による汚れの場合、0.1mol/L程度の塩酸、あるいは中性洗剤などに先端を浸した後、純水でよく洗浄してください。
※塩酸に1時間以上浸したときは内部液を交換してください。
②電極が乾燥している → 内部液補充口をあけ、電極を純水に2時間以上浸してからご使用ください。
③電極が割れている → 電極を交換してください。
※外側のガラスだけでは無く、内部のガラスの割れについても確認してください。
④pH電極の寿命 →電極交換をしてください。
上記対応を行っても改善されない場合、プローブ側に問題がある可能性があります。
<プローブ側に問題がある場合>
電極保護カバーの取り付け部の締め付け具合で数値が変わる。 → プローブの修理依頼をしてください。
3点校正はできません。pH7とpH4、pH9のどちらかでの2点校正のみです。
質問の条件の場合、最後に校正したpH9の校正値が記憶されpH4の校正値は上書きされるため、pH7とpH9での2点校正したことになります。
水道水での校正はできません。「S.Err」が表示されるか、正しくない値で校正されてしまいます。校正は標準液を用意して行ってください。
水道水は概ねpH7であると思われますが、必ずしもpH7であるという確証がないためです。pHの水道水質基準値が5.8~8.6であり、東京都の水道水のpHは平成25年度では平均7.6(6.8~8.1)となっています。
問題ありません。ORPは校正不要であり、校正キーは効かないようになっており、ORP電極装着時、CALキーを押してもカウントダウンなどしません。そのためpH値の校正値などに影響を及ぼすことはありません。
Copyright (c) 飯島電子工業株式会社. All Rights Reserved.