よくあるご質問：ID-160T｜飯島電子工業株式会社

タンク内などで製造または保管している溶液を、直接ID-160Tを投げ込んで測定することをお勧めしません。理由として、もし酸素センサーの表面の隔膜が破れてしまった場合、原液にセンサーの電解液が漏れ出してしまい、商品としてはダメになってしまいます（弊社では保証できません）。
タンクからバケツなどの容器に溶液を採取して測定が可能ですが、注意点として、流速を確保するためプローブを上下30cmに振ることができる深さのある容器であることと、タンクから採水することにより空気に触れるため、測定値の精度が下がる可能性があることをご了承ください。
また、なるべく空気に触れずに採水してDO測定したい場合は、採水型のDOメーター（B-506ＳおよびMA-300G）もご用意しています。詳細は B-506S製品ページ をご参照ください。

酸素センサー（型式：WA-TL）をご注文いただき、お客様のお手元で、交換が可能です。センサー交換だけの目的で弊社にDOメーターを送っていただく必要はありません。
交換方法の詳細は、取扱・メンテナンス情報ページの「酸素センサーの交換」 に記載しています。
また、酸素センサーはガルバニ電池式の原理上、未使用でも劣化するものですので、予備保管での購入はお勧めしておりません。

定期的に交換が必要なものではなく、酸素センサーの表面の隔膜が破れてしまった場合や、安定判断が正常に完了しない場合に、現場で、隔膜と電解液の交換の処置をすることで解決できる場合に使用するものです。
膜液交換カートリッジ（型式：TLC61）は、酸素センサー（型式：WA-TL）には付属していません。別途、必要の都度、ご購入いただく必要があります。DOメーター本体（ID-160T）をご購入時に1セット付属していますが、電解液の使用期限がございますので、使用の際はご注意ください。
交換方法の詳細は、取扱・メンテナンス情報の「隔膜カートリッジと電解液の交換方法」 に記載しています。

電解液には使用期限があります（目安：製造から約1年半）。電解液の容器に使用期限が記載されていますので、期限が過ぎたものは使用しないでください。

申し訳ありませんが、互換性はありません。ID-150とID-160Tでは、酸素センサーを装着するプローブの構造が違うためセンサーを装着できず、使用できません。
構造だけでなく、センサー自体の出力がそれぞれ異なることにより補正式が異なります。

ID-160Tでは、センサー出力の長期安定性が向上したことにより、毎日のスパン校正は不要になりました。校正が必要なタイミングは、本体の画面の測定待機中に表示される「空気飽和率」を見て、「95％以下」または「115％以上」を示している場合が、目安となります。

溶存酸素（DO）は、標準物質について、国家標準のトレーサビリティが確立されていないため、溶存酸素計の「校正証明書」を発行することができません。
DOメーターについては、弊社独自の検査基準および基準器に基づき、値の確かさや計測器の仕様・性能を満たしていることを証明します。製品をお預かりし、弊社にて試験を実施し「試験成績書」を発行します。

製品のご購入時は、検査試験（試験成績書）はセットになっていません。ご希望の場合は、ご依頼いただくことで（有料）、検査試験付きで出荷することが可能です。

検査試験については、推奨の頻度はありません。弊社が頻度を定めるものではなく、お客様によって「毎年1回」など定めて、当社に依頼をいただくことが多いです。

代替器は、無料でお貸し出ししています。弊社にてお客様の製品を預かっている間の「代替用途」でご使用いただく分には、金額は発生せず、お客様のお手元に製品をお戻しするまで、お使いいただけます。お客様の製品が届きましたら、代替器を返却いただくことになります。
ただし、販売終了となった製品の場合、代替器としてのご用意がないことがありますので、その場合は後継品の最新機種にて、貸出をさせていただきます。

申し訳ありませんが、再登録はできません。安心パックは、新品での購入時のみ、出荷から5年間、修理が発生した場合に弊社が負担するサービスです（酸素センサーや消耗品は除く）。